科目別対策(3)…労働保険徴収法・健康保険

労働保険徴収法(択一式6問)

*徴収法は、計算問題中心の得点源科目

[科目の内容]
「労働保険徴収法」は、労災保険と雇用保険の徴収法について定めた法律で、略して「徴収法」と呼ばれています。この科目での出題は、保険料の算定や納付手続きに関する問題が中心です。長らく選択式の出題はされておらず、ここ数年は毎回択一式のみから6問の出題がされています。

[勉強法]
この科目は勉強範囲が限られており、非常に得点しやすい科目といえます。出題は6題ですがそれほど勉強量を掛けずに満点が狙えます。それだけにケアレスミスは絶対に避けたいところです。
徴収法を理解するためには、労災保険法と雇用保険法の知識が身についていることが前提です。ですからこの2つの科目を先に勉強して、保険料の徴収の仕組みや方法を理解した上で、計算練習に慣れておくことが学習のポイントになります。試験会場に電卓を持ち込むことはできませんので、計算問題は何度も繰り返して練習しておきましょう。
徴収法は毎回出題形式が一定していますので、「過去問→基本テキスト」の手順で出題のパターンを押さえた上で、テキストで重要事項を理解する勉強法が適していると思います。
試験でよく出題されるのは「年度更新」です。これは社会保険労務士になったら毎年かならず行わなければならない業務ですので、実戦に備える意味でもしっかりマスターしておきましょう。

[出題のポイント]
概算保険料と確定保険料、追徴金・延滞金、印紙保険料、労働保険事務組合

健康保険法(選択式5問 択一式10問)

*基礎的な問題が多く得点源となる科目
[科目の内容]
「健康保険法」は、会社員が会社の業務以外でケガをしたり病気になったときの補償を定めている法律です。健康保険法は、私たちにもっと身近で馴染みやすいですし、試験でも基礎的な知識を問われる出題が多いため、得点源にしやすい科目です。社会保険科目には、この健康保険法と、「厚生年金保険法」、「国民年金保険法」、「社会保険に関する一般常識」の4つがありますが、健康保険法は他の3つの科目のすべてと関連してきます。ですから、まずこの科目で保険についての基礎を固めておくことが大切です。

[勉強法]
本試験では、保険給付、標準報酬、被保険者などから出題されます。メインは保険給付ですが、全般的にまんべんなく出題されますので、バランスよく勉強してください。
健康保険法は、特に類似問題(過去に出題された問題に似ている問題)が頻出する科目です。そのためこの科目では特に過去問中心の勉強が大切になります。過去の出題から十要点を見極め、テキストで保険給付の名称や、数値、負担額などの基本事項を理解・暗記する学習法で、出題の7~8割の得点が可能になるはずです。

[出題のポイント]
療養の給付、特定療養費、入院時食事療養費、訪問看護療養費、適用除外、被保険者の種類、被扶養者の範囲、標準報酬ほか