科目別対策(2)…労災保険法・雇用保険法

労働者災害補償保険法(労災保険法)(選択式5問 択一式7問)

*各給付の一連の流れを整理しながら理解しましょう

[科目の内容]
いわゆる「労災保険法」と呼ばれている法律で、業務上の災害はもちろん、通勤途中での災害などについての補償を定めています。労災保険料は全額事業主の負担であり、たとえ事業主に過失がなくても、勤務中に労働者に起きたケガや病気についてはすべて事業主が責任を取ることになっています。そのため出題の中心になるのは保険給付に関する問題ですが、特別加入や労働福祉事業に関する項目も出題頻度は高くなっているようです。

[勉強法]
給付要件や受給者の範囲について正確な知識を問う問題が、毎年数多く出題されています。出題範囲がそんなに広くないですから、基本事項をしっかりマスターすれば得点源にできる科目です。そのためには各々の給付の規則を正確に押さえ、頭のなかで整理しながら暗記をすることです。各給付の給付条件、給付額、給付に必要な手続き、請求先などの一連の流れを、正確に覚えてください。その上で過去問を繰り返し解いて、暗記項目の定着を図るという一般的な学習法で問題はないでしょう。
この科目では通達からの出題も一部なされますが、通達問題は条文を正確に理解していれば応用力を働かせることで解ける範囲のものです。学習はあくまで条文理解で問題ありません。

[出題のポイント]
療養保障給付、休業補償給付、疾病補償年金、障害補償給付、遺族補償給付、前払一時金、差額一時金、介護補償給付

雇用保険法(選択式5問 択一式7問)

*雇用保険法の全体像を押さえ、高得点源にする

[科目の内容]
「雇用保険法」は、会社を退職したり、会社の倒産により失業した時の失業手当(基本手当)や、再就職支援について定めた法律です。そのためこの科目では、保険給付や被保険者に関する問題が中心に出題されます。また失業手当の給付金額は受給者の就労年数や年齢などによって異なるため、計算問題が出題されることもあることがこの科目の特長です。
近年の出題はかなり細かな知識も問われる傾向にありますので、正確な理解と暗記に努めるようにしてください。v
[勉強法]
雇用保険の試験対策では、給付の仕組みの全体像を理解していることが大切です。給付日数や金額などの具体的な数値を、法改正後の最新の数字で暗記しておきましょう。なお「失業等給付」は、高齢者が60歳以降も継続して雇用された場合等に「雇用継続給付」としても支給されています。近年は高齢者の労働雇用も増えており、出題もその点にウエイトが置かれるようになってきています。
またこの科目は、労災保険法と同様に得点しやすい科目ですので、ケアレスミスによる失点は致命的です。基本テキストで基礎づくりをしたら、過去問ではひっかけ問題の出題のされ方などにも注意して勉強し、失点を防ぐ対策を立てましょう。

[出題のポイント]
被保険者の種類、一般被保険者・高年齢継続被保険者・短期雇用特例被保険者・日雇労働被保険者ごとの求職者給付、算定基礎期間、受給期間の特例、基本手当日額など