科目別対策(1)…労働基準法・労働安全衛生法

労働基準法(選択式3問 択一式7問)

*通達・判例からの出題形式に慣れることが大切

[科目の内容]
「労働基準法」は、労働者を守るための労働条件の最低基準を定めた法律です。しかし、実際には最低条件さえ満たしていない企業が多いので、取締法としての性格を理解させる意味から、通達・判例からの出題が多くなされるのが例年の傾向です。そして問題自体は年々長文化する傾向にあります。
出題は最高裁判例や通達の形式をとっている問題が多く見られますが、その根本にある条文自体が重要であることは言うまでもありません。
また法律の条文についても、条文がそのまま出題されることは少なく、ほとんどの問題が条文の文章の表現を一部変えてつくられているため、曖昧な暗記では歯が立ちません。労働基準法こそ、とくに深い学習が必要な科目といえるでしょう。

[勉強法]
労働基準法の勉強では条文を正確に理解することが大切です。そのためこの科目についてはなるべく早期に「過去問←→基本テキスト」の往復学習を始めることをお薦めします。条文の書き換えを含め出題形式に慣れておくことや、テキストで解説されている規定と例外規定の相違について理解を深めておくことが大切だからです。
この科目では、労働基準法における原則よりも、例外規定について問われる傾向が多いですので、「原則」と「例外」を常に対にしながら学習するようにしてください。

[出題のポイント]
労働時間、休憩、休日・年次有給休暇、労働契約、解雇、解雇予告、解雇制限など

労働安全衛生法(選択式2問 択一式3問)

出題頻度の高い箇所に的をしぼり、最低必要得点を確保する

[科目の内容]
「労働安全衛生法」は、労働基準法の一部が独立してできた法律のひとつです。その内容には、労働の危険防止(安全)と健康障害の防止(衛生)の2つについて最低基準が定められています。法令自体は120条で、他の法律と比べてもそれほど多くはありませんが、一つひとつの条文が非常に似通っているため、正確な理解をするのが大変な科目です。

[勉強法]
労働安全衛生法は出題数が少ない割に、勉強しなければならない範囲が広いため対策に悩まされる科目です。下記に記した出題のポイントに的を絞り、足切り制度にひっかからなければいいと割り切って勉強することをお薦めします(これまでの合格者も多くの人がそうしているはずです)。この科目は条文の数も多い科目ですが、本試験で問われる論点には、毎回ほぼ決まったパターンもあります。勉強の仕方としては、よく出題される問題を中心に、法令用語や数字、条文などの基本事項を正確に理解するよう努めるのが良策でしょう。

[出題のポイント]
安全衛生管理体制、健康の保持増進のための措置、労働者の就業にあたっての措置、機械等に関する規制、有害物に関する規制など