講師と立地が、学校選びのポイントです。

資格専門の学校に通う学習は、最も学習効果の高い勉強法です。しかし決して安くないお金を払うわけですから慎重に調査をして、十分に納得した上で選びたいものです。ここでは、通学による社労士の試験対策を検討されるみなさんに、いくつかの注意点をアドバイスしたいと思います。

(1)専任講師が教えている学校

まず専任講師がいない学校は避けた方がよいでしょう。というのも、そういう学校では、単に社労士の資格を持っているというだけが理由の、アルバイト講師が教えていることがあるからです。彼らが、試験対策用の講義法を研究していることは稀ですし、講座運営の責任がないので、真剣に講義をしようという姿勢に欠けている傾向があります。なかには、テキストをただ棒読みして、暗記してくださいというだけの講師さえいます。これでは、通学講座に通っている意味がありません。
それに対して専任講師は、(1)受講生に満足してもらえる講義をしているか、(2)受講生のモチベーションを維持できているか、(3)受講生の合格率に貢献しているか、などについて学校から評価を受けながら教えていますので、講義も真剣勝負です。

(2)一人の講師が全科目を担当している学校

科目ごとに講師の変わる学校も避けるようにしましょう。このことは「横断学習」のページを参照してほしいのですが、社労士の試験勉強では、複数の科目をリンクさせた学習が欠かせません。
たとえば労働基準法ひとつとっても、この法律は他の労働法令ともきわめて密接な関係があり、他の法律と切り離して講義をすることはできないのです。ですから、講師がひとつの法律のみに特化して教えているのは、現実的ではありません。

こうした講師選びの問題をクリアするためには、無料ガイダンスに必ず参加して、(1)「誰が」、(2)「どのような講座を」、(3)「どのような形態で運営している」かを、きちんと質問して確認してみることです。
だだし「労働関係」と「社会保険関係」という大きなカテゴリーに分けた場合には、講師にも得て、不得手があります。この2つのカテゴリーで担当講師が違うのはよしとしましょう。

(3)職場や自宅から通いやすい学校

学校の立地も重要な要因です。あまりにも遠いと感じてしまうところはやめた方がよいでしょう。特に社労士の試験講座は通常約1年と長い間通学しなければいけません。学校に通うには当然体力も必要です。したがって、自宅や会社から、あまりに遠い場所にある学校は除外します。
通勤経路から離れていると、最初のうちはともかくも、そのうち面倒くさくなって何かと理由をつけて通わなくなってしまう可能性が高くなります。どんなに有名な資格学校であっても、通い続けられなければ意味がありません。

(4)改正法・白書対策が充実している

社会保険労務士の試験では、毎年なんらかの改正が行われます。そのためこれらに適切に対応している学校を選ぶことも大切です。直近の白書対策に速やかに対応し、必要な情報だけコンパクトに整理して提供してくれる学校なら、テキストのクオリティーも非常に高いと思ってまちがいありません。その学校は、変化への対応が早い学校だからです。

通学で勉強される方は、以上4つの事柄を満たした学校を選ぶことをお薦めします。