社労士試験の合格率・難易度

社会保険労務士の資格は近年大きく注目を集めるようになっています。
就職や転職に役立てるために、あるいは現状の職場で収入アップの為に、資格取得を目さす人は増えています。しかし、それにしても最近の社労士人気はすごいですね。
不況による職場環境での問題や、年金制度への不安などを考えますと、社労士に寄せられる期待やニーズが高いことが容易に想像できるからでしょうか、やり甲斐の大きい専門職を目指して、多くの人が新しいチャレンジを始めているのです。
以前は毎年平均して2万人前後で推移していた受験申込数も、ここ数年は急増著しく、約6万人の受験生が申込みをしています(実受験者数は異なります)。
ここではこの社会保険労務士の合格率と難易度について考えてみたいと思います。

【社会保険労務士 試験データ】

  • 平成16年(第36回試験)
    受験者数 51,493人、合格者 4,850人(合格率 9.4%)
  • 平成17年(第37回試験)
    受験者数 48,120人、合格者 4,286人(合格率 8.9%)
  • 平成18年(第38回試験)
    受験者数 46,016人、合格者 3,925人(合格率 8.5%)
  • 平成19年(第39回試験)
    受験者数 45,221人、合格者 4,801人(合格率 10.6%)
  • 平成20年(第40回試験)
    受験者数 47,568人、合格者 3,574人(合格率 7.5%)
  • 平成21年(第41回試験)
    受験者数 52,983人、合格者 4,019人(合格率 7.6%)
  • 平成22年(第42回試験)
    受験者数 55,445人、合格者 4,790人(合格率 8.6%)
  • 平成23年(第43回試験)
    受験者数 53,392人、合格者 3,855人(合格率 7.2%)
  • 平成24年(第44回試験)
    受験者数 51,960人、合格者 3,650人(合格率 7.0%)
  • 平成25年(第45回試験)
    受験者数 49,292人、合格者 2,666人(合格率 5.4%)

このデータから、近年の社労士試験の合格率は、概ね7~9%で推移していることがわかります。
社会保険労務士試験の受験資格は、「短期大学、高等専門学校卒以上」です。
受験者全体の基礎学力が一定水準以上にあることを考えますと、社労士の試験は難易度の高い国家試験のひとつといってまちがいないようです。

では、社労士の試験を受けているのはどのような人たちが中心なのでしょうか。
以下は、平成25年度の合格者の属性の内訳です。

  • 年齢別構成
    20歳代以下(11.8%)、30歳代(40.7%)、40歳代(28.5%)、 50歳代(13.3%)、60歳代以上(5.7%)
  • 職業別構成
    会社員(53.3%)、無職(17.9%)、公務員(5.4%)、団体の職員(4.6%)、 自営業(3.5%)、個人の従業者(2.4%)、自由業(2.2%)、役員(2.0%)、学生(0.6%)、その他(8.1%)
  • 男女別構成
    男性(64.3%)、女性(35.7%)

このデータから、社労士試験の合格者の中心層は30代~40代で、合格者の半数以上が社会人であることがわかります。

そして私は、受験生の40%以上もの人たちが30歳代であることに強く惹かれます。
この数字の意味するところは、社労士の試験は、社会人として充分経験を積んでいる人たちが、社労士の役割の大切さや魅力をよくお分りになった上で、なおかつ働きながら試験勉強する大変さを覚悟の上で、受験しているということです。

それだけ魅力ある国家資格なのですから、試験の難易度が高くなってもしまうのはいたしかたのない事かもしれませんね。

とは言っても、仕事をしながら試験勉強をすることは、誰にとっても大変なことに変わりはありません。つまり条件は誰にしてみても、みな同じということです。
社労士の資格を取得した暁には、より大きな活躍の舞台が待っているわけですから、ここはふんばり所といえますね。