こんなあなたが社労士に向いています

社会保険労務士の仕事は、企業と人にかかわることです。 社労士は、仕事を通じて労働基準法や労災保険法、健康保険法などたくさんの法律を相手にします。しかしそれらの専門知識は、結局は、企業や人を守るために必要な道具なのです。となりますと「試験に合格しやすい適正」と「社労士として活躍するための適正」では意味合いがかなり異なってくるでしょう。ここでは後者の、私が社労士になってほしいと思う人の人物像のお話をしたいと思います。

あなたは法律が好きですか?

社労士は、雇用保険法、国民年金法、労働安全衛生法などの法律に精通していなければなりません。そして多くの法律は度々改正も行われます。これはどんな職業にも言えることですが、特に社労士には、生涯勉強を続ける向学心が大切です。あなたは本当に法律が好きですか?政治を含め世の中の変化に敏感な人ですか?社労士は、労働・社会保険制度のプロとして、お客様から常に最新情報を求められ続けます。法律が、勉強が好きだということが、社労士の適正の第一条件でしょう。

コミュニケーション能力には自信がありますか?

社労士には、給料をもとにした保険料の計算業務など、事務処理能力が求められます。細かい作業をコツコツと仕上げる几帳面さがなければ、社労士の仕事を手際よく進めることはできません。 しかし社労士の仕事は、事務的な仕事だけではありません。むしろ人と積極的に関わっていかなければならないのが社労士なのです。社労士が課題発見に積極的に動くかどうかで、もしかしたら見過ごされてしまっていた課題を解決できることもあるからです。たとえば保険給付に必要な条件を満たしているのに、お客様がその法律のことを知らなくて、給付を受けないままでいたりするケースがそれです。 そうしたもったいないケースを回避するために欠かせないのが、社労士の専門知識であり、コミュニケーション能力なのです。日頃から、関係するみなさんとたくさん接するよう心がけ、常に課題の発見に努められる人が、社労士に向いている人です。

人の幸せのために、自分を差し出すことはできますか?

特に開業社労士として働く人は、このことを痛感するようになるでしょう。自分の時間はあって無いもののようになるのが本物の開業社労士です(そういう働き方をしている人は、必ず高い収入を得ることになりますから幸せなことですが)。開業社労士は、お客様である経営者や、その会社の社員さんから無数の相談を寄せられることになります。そのすべてに応えることはできません。しかし、可能なかぎり応えを返す努力を続ける誠実さは欠かせません。会社(顧問契約企業)は生き物ですから、労働上の問題がなくなることもあり得ません。時には休暇を返上して相談にのらなければいけないケースもたくさんあります。「働く人の生活安定や安全のために、どこまでも献身的に尽くせる」こと。そのことも、社労士としての大切な資質です。